サイコセラピーとカウンセリングの意味

特に日本においては未だ
サイコセラピー(精神療法あるいは心理療法)
とカウンセリングの違いについて

する側もされる側も基準があいまいな面があります。

なので検索において
本当に望んでいる「療法」と
検索する「ワード」が合っていないこともあり

当HPにおいても
単にあなたと対話をして解決を目指しますよ
という意味でカウンセリングという言葉を
使っていたりもします。

私自身、多くの精神疾患の方と交流しましたが
認知行動療法を知ってなお
セラピーという言葉を長らく知りませんでした。

多くの精神疾患の方が
カウンセリングを受けても
望んでいるものが得られない
分かってもらえないと悩んでいました。

「分かってもらえないし意味が無い」というのは
望んでいるのが「受容」であることの裏返しであり

その「受容」を求めているのは「心」「精神」です。

この「心」「精神」への働きかけを
「療法」の域にまで高めたのが

サイコpsycho(精神)
セラピーtherapy(療法)というわけです。

欧米の基準によればカウンセリングとは
精神疾患を対象とはしない
他者や社会との実生活上の関わりについての
課題や悩みがその主題となるもので
様々な専門のカウンセラーがいます。

だからカウンセリングを受けても
望んでいるものが得られない
分かってもらえないという時

精神疾患の方を分かってあげられない
カウンセラーが悪いのではなく

どういった導きをする職業かがそもそも違って

例えば温泉の大浴場で温まりたいのに
冷水のジャンボブールに行っているようなもので

行くところが違ってしまっている可能性があります。

その上で、する側もされる側も基準があいまいであるので
中にはカウンセリングと謳っていても
サイコセラピーが上手な方がいらっしゃると
話がややこしくなります。

さてサイコセラピーにも様々な種類があります。

行動療法 -行動を矯正していくような方法

認知行動療法 -行動に至る認知の歪みを修正する方法

精神分析的精神療法 -生来的な気質や背景の理由を分析して認知の歪みを修正する方法

などが、広く医療などにも活用されます。

これらの方法は、問題行動あるいはその原因を見つけ出し
それを修正していこうという合理的にも見える方法です。

説明だけを聞けば精神分析的精神療法が最も
深いところから改善されそうな気がしますが

実際問題として、とても複雑で専門的な知識を必要とする上
臨床では、そうそう理論通りに療法が進まないこともあります。

3つの中では認知行動療法が最も
広く行われ効果を上げているのではないでしょうか?

生来的な気質や背景の理由というものは
それほどに複雑で、分析には手をこまねくものなのです。

しかし、この点において
新しい手法が生まれてきています。

分析をしないで、出てくるものを
そのまま手繰っていき掘り下げていくというものです。

脳科学の分野でも、そうした方が
より深い背景がだされていく仕組みが見えだしています。

つまり「ありのまま」を見ていくのです。

「ありのまま」という言葉を聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

これは「悟り」の世界にも通じ
西洋哲学と東洋哲学の融合点にもなります。

それにより何をどう扱っていくのかということを
よりエネルギー的あるいはエネルギービジョン的にシフトすることが出来ます。

その第一人者として新しい方法であるOADセラピーを
開発したセラピスト溝口あゆかさんから

多くの精神疾患の方と交流し西洋的手法である認知行動療法と
東洋の生命哲学としての仏法を探求してきた私が学んでいます。

そのため通常より速い速度で学び取ることが出来ています。

OADセラピーあるいは
インナーワールド心理セラピーは
多角的に見て有効性があり

認知行動療法の限界を悠々と超えていくものと感じており
実際、その成果も多くあがっています。

自分がどのレベルのものを求めているのか
それに合った所はどこなのか

じゅうぶんに検討した上で失敗のない選択をしましょう。