
分離 (isolation)
分離とは心理学では防衛機制の一種です。
思考と感情を切り離したり、
行為や観念の間に存在する関係を断つようなはたらきです。
漫画内の場面ではもっと広い意味で使われていそうです。
もっとも広く意味をとるとすれば
何の分離もない悟り(非二元)の視点からすれば
自分というもの、あるいは自分以外の何かが「ある」と
認識した時点で、主体と客体の分離が起こっています。
どうしても受け入れることができない。
あるいは、その対象がどうしても自分とは別のもので
あってもらわなければならない。
そのような思いから離れられないとしたら
自分を規定し続けるためにたくさんのエネルギーを使って
とてもしんどい状態になります。
仏教の四苦八苦の中には
怨憎会苦(おんぞうえく)という
受け入れられないものに会うことの苦しみが説かれています。
どちらにしても分離とは
それが分離であるということを自分自身では認識できていない
無視して感じられていないことがあるということです。
自分で気づけるようになると
癒しがどんどん進んでいきます。
最初はみんな「?????」となりますが
練習すれば誰でも気づけるようになります。